2009年5月17日日曜日

Vol.1 ファルコンをもらいに行ってもいいかな

 ファルコンが進む方向を変えた。行く手に竹林があったからだ。彼の飛んでいる原っぱはあまり広くない。周囲を竹林に囲まれていCABAL(カバル)る。
 エルピナは指笛を鳴らした。ファルコンが羽ばたいて向きを変え、エルピナのほうへ戻ってきた。すっ、と左腕を差し出すと、ファルコンは翼を広げて勢いを止め、差し出53wy rmtした腕に留Perfect Worldまった。
 鋭く力強い爪が腕を捕らえるが、分厚い革手袋をはめているリネ2 RMTので痛くはない。それでも衝撃と重みを感じて腕がゆれてしまう rmt。傾いたファルコンが翼をふくらませてバランスを取った。
 エルピナの心の声が届いたのかどうか。ファルコンは乱れた衣服を直す紳士のように翼勿上网游 rmtをたたむと、何事もなかったかのように動きを止めた。
 内心、ホッと胸をなでおろすと、自慢げに胸を張って(実は虚勢100%だが、それを悟られてはいけない)背後に立つハンターのほうを振り返った。
 背後のハンターは厳しい顔つきをしていた。途端に不安がこみあげてくるが、顔には出ないように意識する。
(わたしはパーフェクトな試技を終えたばかり。もちろん心配なんかしてない。不安なんて気のせい、気のせい)
 と自分自身に暗示をかける。敵を騙くらかすには、まず自分からだ。
 背後のハンターの名はブラウン。エルピナの年の離れた兄だ。緊張を隠しながら兄の表情をうかがう。

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